社員が使いやすい社内ポータルのコンテンツ例と作り方、運用のコツ
2026.09.29- 社内ポータルに掲載すべき代表的なコンテンツにはどのようなものがありますか?
- 社内規程やFAQ・申請フォームなど業務効率化につながる情報、全社お知らせや経営メッセージ等の情報共有、業務ノウハウや研修資料などのナレッジ蓄積コンテンツがあります。
- 社員が迷わず使いやすいポータルコンテンツを作るためのポイントは?
- 利用頻度の高い情報をトップページに配置し、部署や職種に応じた出し分け、探しやすいカテゴリー整理を行い、社員参加型のコンテンツを取り入れることが効果的です。
- ポータルを形骸化させず定着・改善させる運用方法は?
- コンテンツごとの管理担当者と更新タイミングを明確化し、チャット等他ツールとの役割を整理したうえで、閲覧数・検索履歴や社員の声をもとに定期的に改善を行います。
社内ポータルのコンテンツは、日常業務で使う規程やFAQを優先して掲載し、自社の利用目的に合わせて選びます。必要な情報を探しにくいと感じる社員がいる場合は、掲載内容と導線を見直しましょう。
この記事は、社内ポータルの導入・運用担当者に向けて、掲載する情報と更新体制を決めるための考え方を解説します。
業務を効率化する社内ポータルのコンテンツ
まず、日々の仕事で必要な情報を掲載候補にしましょう。掲載するだけで利用が定着するとは限らないため、実際の利用状況を見ながら選びます。
勤怠や申請など、日常の作業で開くページへの入口をそろえる方法があります。
業務効率化を目的とした代表的なコンテンツには、以下のようなものがあります。
| コンテンツ | 掲載内容 | 活用の目的 |
|---|---|---|
| 社内規程・マニュアル | 就業規則、業務手順、社内ルール | 最新版の参照先を統一する |
| FAQ | よくある質問、問い合わせ回答 | 繰り返される質問の回答を共有する |
| 申請フォーム・テンプレート | 各種申請書、資料フォーマット | 申請書式と提出先をそろえる |
| 業務システムへのリンク | 勤怠、経費精算、CRMなど | 業務システムへの入口をまとめる |
| スケジュール・設備予約 | 会議予定、施設予約 | 予定と空き状況を確認する |
掲載する情報は量を増やすことよりも、社員が必要なタイミングで迷わず見つけられる状態に整えることが大切です。
社内規程やマニュアル
社内規程や業務マニュアルは、ルールや作業手順を確認するための情報です。問い合わせ削減を目指す場合は、よく聞かれる内容から整備し、公開前後の問い合わせを比べましょう。
掲載対象には、以下のような情報があります。
- 就業規則や勤務ルール
- 経費精算の申請方法
- 情報セキュリティ規程
- 新入社員向けの業務手順
- 部署ごとの作業マニュアル
資料が分散している場合は、最新版の保存先を確認し、古い資料へのリンクを置き換えましょう。
社内ポータルでは資料を保存するだけではなく、社員が目的から探せる構造へ整理することが重要です。
| 分類の例 | 掲載する情報 |
|---|---|
| 人事 | 休暇、福利厚生、給与 |
| 情報システム | アカウント、端末利用、セキュリティ |
更新日や管理部署を表示しておくと、社員は情報の新しさを確認できます。規程やマニュアルは一度作成して終わりではなく、制度変更や業務変更に合わせて更新できる体制まで整えておくことが必要です。
FAQや問い合わせ情報
FAQは、社員が自分で疑問を解決できるようにするためのコンテンツです。各管理部門に繰り返し寄せられる質問を整理しましょう。
掲載内容には、以下のようなものがあります。
- 有給休暇の申請方法
- 経費精算の締め日
- パスワードを忘れた場合の対応
- 社内システムへのログイン方法
- 福利厚生制度の利用条件
問い合わせ履歴から、質問が多いテーマをFAQの候補にします。回答を掲載した後も同じ質問が続く場合は、説明や見つけ方を確認しましょう。
FAQは作成するだけでなく、社員が検索しやすい言葉で整えることも重要です。
例えば「旅費交通費精算申請」という正式名称に加え、検索履歴にある「出張 精算」などの言葉をタイトルや本文に使います。変更後は実際の検索結果で見つかるか確認しましょう。
FAQで解決できない場合に備え、担当部署や問い合わせフォームへの導線を用意します。
申請フォームやテンプレート
申請フォームや業務テンプレートをまとめ、社員が必要な書式を探す入口を用意します。
掲載する情報には、以下のようなものがあります。
- 休暇申請
- 備品購入申請
- 稟議書
- 契約書テンプレート
- 提案書フォーマット
- 議事録テンプレート
テンプレートは最新版の保存先を決め、更新時に旧版へのリンクも整理しましょう。
申請処理を専用システムで管理している企業では、社内ポータルに手続きの説明と申請画面へのリンクを掲載する方法があります。
テンプレートには利用目的と対象者を記載しましょう。
業務システムへのリンク
社内ポータルには、社員が日常的に利用する業務システムへのリンクをまとめることもできます。
利用するシステムが複数ある場合は、各サービスへの入口を整理しましょう。
掲載例には以下のようなものがあります。
- 勤怠管理システム
- 経費精算システム
- 営業管理ツール
- ファイル共有サービス
- 社内チャット
- 人事システム
社内ポータルへすべての機能を集約する必要はありません。既存システムとの役割を整理し、ポータルを最初に確認する場所として設計します。
既存システムと連携させる場合は、接続対象と認証方式を整理し、シングルサインオン(SSO)が必要か検討します。導入候補が自社の要件に対応するか確認してください。
スケジュールや設備予約
スケジュールや設備予約も、日常業務の入口に置く候補です。
掲載できる情報には、以下のようなものがあります。
- 全社会議や研修予定
- 社内イベント情報
- 会議室予約
- 社用車予約
- 共用設備の利用状況
予定の確認や設備予約をポータルから始められるようにする場合も、登録先は明確にします。
予定を既存のカレンダーで管理しているなら、ポータルへ同じ予定を手入力する前に、登録先を一本化できないか検討しましょう。
既存ツールへのリンクを置く方法と、連携して表示する方法では必要な設定が異なります。利用中の環境で実現できる範囲を確認してください。
サービスの比較では、掲載したい内容に加え、現在の業務ツールとの連携条件も確認します。
情報共有を円滑にする社内ポータルのコンテンツ
社内ポータルは、業務に必要な情報だけでなく、会社全体へ情報を届ける場所としても活用できます。
お知らせを蓄積する場合は、過去の情報を検索できるように整理します。
会社からの情報を共有するコンテンツの例と目的を、次の表にまとめます。
| コンテンツ | 掲載内容 | 活用の目的 |
|---|---|---|
| 会社からのお知らせ | 制度変更、人事異動、社内イベント | 全社員への連絡をまとめる |
| 経営者からのメッセージ | 経営方針、事業方針、会社の方向性 | 組織の目標を伝える |
| 社内報や社員紹介 | 社員インタビュー、活動紹介 | 他部署の社員を知る |
| 部署やプロジェクト情報 | 取り組み内容、進捗、成果 | 活動状況を共有する |
会社からのお知らせ
会社からのお知らせは、全社員へ届けたい連絡を掲載するコンテンツです。
掲載内容には、以下のようなものがあります。
- 人事異動や組織変更
- 社内制度の変更
- システムメンテナンス情報
- 社内イベントのお知らせ
- 災害や緊急時の連絡
連絡を蓄積し、社員が後から検索・確認できる場所を用意しましょう。
お知らせは、例えば次のカテゴリーに分けて整理します。
- 人事関連:人事異動や制度変更
- システム関連:メンテナンスや障害情報
- 全社向け:イベントや緊急連絡
重要な情報はトップページに一定期間固定し、必要に応じて既読確認や別経路での周知も組み合わせます。
経営者からのメッセージ
経営者からのメッセージは、会社の方向性や考え方を社員へ共有するためのコンテンツです。
経営方針や事業の目標を発信し、日々の業務と会社の方向性との関係を説明します。
拠点や部署が分かれている場合も、同じメッセージを確認できる掲載先を決めておきましょう。
- 社長メッセージの動画
- 月次のコメント
- 事業状況の報告
発信後は閲覧状況や質問を確認し、社員が知りたい内容に合わせて説明を見直しましょう。
社内報や社員紹介
社内報や社員紹介は、社員同士の理解を深めるためのコンテンツです。
他部署や別拠点の社員を知るために、仕事内容や取り組みを紹介します。本人に掲載内容を確認してから公開しましょう。
掲載内容としては、以下のようなものがあります。
- 新入社員紹介
- 社員インタビュー
- 表彰された社員の紹介
- 部活動や社内イベントの紹介
- 各部署の仕事内容紹介
過去の記事も参照するなら、公開日とカテゴリーを付け、検索できる状態にしておきます。
交流機能を使う場合は、必要な投稿・リアクション機能が契約に含まれるか、追加料金や利用条件があるかを確認しましょう。
部署やプロジェクトの最新情報
部署やプロジェクトの最新情報は、進行中の取り組みの概要を共有するコンテンツです。
別部署の活動が把握できないという声がある場合は、進行中の取り組みの概要と相談先を共有しましょう。
社内ポータルでは、以下のような情報を掲載できます。
- 部署の目標や活動内容
- 新しい取り組みの紹介
- プロジェクトの進捗
- 成果や改善事例
- 関係資料や参考情報
ただし、プロジェクト管理ツールの代わりとして利用するのではなく、全社員や関係部署へ概要を共有する場所として活用する考え方が適しています。
詳細なタスク管理は専用ツールで行い、社内ポータルでは成果や重要な情報を蓄積することで、それぞれの役割を分けられます。
ナレッジを蓄積する社内ポータルのコンテンツ
社内ポータルは、現在発生している情報を共有するだけでなく、過去の知識を蓄積する場所としても活用できます。
個人の保存先に残っている業務ノウハウを、引き継ぎ時に確認できる形で共有しましょう。
蓄積する内容と活用の目的を整理すると、次のようになります。
| コンテンツ | 掲載内容 | 活用の目的 |
|---|---|---|
| 業務ノウハウ・成功事例 | 業務改善方法、営業事例、対応方法 | 担当者の知識を共有する |
| 研修・教育資料 | 研修資料、教育動画、学習コンテンツ | 研修内容を後から参照する |
| 過去のプロジェクト情報 | 成果、課題、改善点 | 次の案件で過去の経験を参照する |
| 動画マニュアル | 操作手順、作業方法、解説動画 | 画面や動きを見せて説明する |
ナレッジは掲載するだけでなく、必要な社員が見つけられる状態に整理することが重要です。
業務ノウハウや成功事例
業務ノウハウや成功事例は、社員が経験から得た知識を組織全体で活用するためのコンテンツです。
- 営業で成果が出た提案方法
- 問い合わせ対応の工夫
- 業務改善の取り組み
掲載する際は、結果だけでなく次の項目も残しましょう。
- 発生した課題
- 実施した対応
- 得られた結果
- ほかの業務で活用できるポイント
成功した内容だけでなく、失敗した事例や改善した過程もナレッジになります。
研修や教育資料
研修資料や教育コンテンツは、新入社員や異動した社員が後から参照するために掲載します。
研修後に読み返す資料には、対象者と実施日を記載しましょう。
掲載する内容には、以下のようなものがあります。
- 新入社員向け研修資料
- 業務ルールや社内制度の説明
- 商品やサービスの知識資料
- コンプライアンス研修
- システム操作マニュアル
研修資料は、掲載して終わりではなく、社員が必要な時に確認できる状態にすることが重要です。
新しいシステムを導入した際は、操作マニュアルの参照先を案内します。問い合わせが続く操作は、説明の見直し候補にしましょう。
操作や動きの説明には、文章に動画を組み合わせる方法もあります。
受講管理まで必要なら、LMS(学習管理システム)との連携条件を確認します。導入候補が利用中のLMSに対応するか、教材と受講状況をどこで管理するかを確認しましょう。
過去のプロジェクト情報
過去のプロジェクト情報は、経験や改善点を次の取り組みに活用するためのナレッジコンテンツです。
プロジェクト終了後は、次の案件で参照する担当者を想定して資料を整理しましょう。
掲載する情報には、以下のようなものがあります。
- プロジェクトの目的
- 実施した施策
- 成果や達成内容
- 発生した課題
- 次回に活かせる改善点
特に重要なのは、単なる資料置き場にしないことです。
| 付ける情報 | 記載例 |
|---|---|
| 年度 | 実施した年度 |
| 部署 | 担当部署 |
| テーマ | 取り組んだ業務 |
| 課題 | 解決しようとした問題 |
うまくいかなかった取り組みも、原因と改善点を残しましょう。条件が異なる案件では、そのまま当てはめず適用できる範囲を検討します。
動画マニュアルや解説動画
動画マニュアルや解説動画は、文章だけでは伝えにくい情報を共有するために役立つコンテンツです。
操作手順を動画にする場合も、対象者に実際に試してもらい、説明が足りない操作を補いましょう。
活用例には以下のようなものがあります。
- システム操作の説明動画
- 商品やサービスの紹介動画
- 接客や作業手順の教育動画
- 経営者からのメッセージ動画
- 社内研修動画
動画を掲載する際は、アップロードするだけではなく、タイトルや説明文を設定し、検索できる状態にすることが大切です。
- 対象者:誰に向けた動画か
- 内容:扱う操作と確認できること
- 関連資料:手順書の参照先
動画を多く扱う場合は、次の仕様も確認します。
- 保存容量と追加費用
- 動画の閲覧権限
- 必要な視聴データを確認できるか
社員が使いやすいコンテンツの作り方
社内ポータルを利用してもらうには、コンテンツを増やすだけではなく、社員が必要な情報へすぐ到達できる設計にすることが重要です。
情報を探しにくいという声があれば、掲載数を増やす前に導線を見直しましょう。
設計時に確認したい点は、次の通りです。
- よく使う情報へすぐアクセスできる
- 自分に必要な情報が表示される
- 検索によって目的の情報を見つけられる
- 社員自身も情報発信に参加できる
利用頻度の高い情報をトップに配置する
トップページには、社員が頻繁に利用する情報を優先して配置します。
トップページの優先順位は、問い合わせ履歴や利用頻度を確認して決めましょう。
トップページへ配置する候補には、以下のようなものがあります。
- 社内のお知らせ
- 勤怠や申請ページへのリンク
- よくある質問
- 業務マニュアル
- 社内カレンダー
- 業務システムへのリンク
例えば、経費精算や休暇申請を優先するなら、トップページから直接開けるリンクを置きます。
トップページの候補が多い場合は、よく使う情報を直接開く導線と、カテゴリーから探す導線を分けます。
職種や部署に合わせて情報を出し分ける
職種や部署ごとに必要な情報を確認し、優先して表示する内容を検討しましょう。
| 対象者の例 | 優先する情報の例 |
|---|---|
| 営業社員 | 提案資料、顧客対応マニュアル |
| 人事担当者 | 制度情報、申請関連資料 |
| 店舗や工場の勤務者 | 現場向けの業務手順 |
表示する対象は、次のように分けられます。
- 全社員向け情報
- 部署別情報
- 職種別情報
- 拠点別情報
- 新入社員向け情報
全社員向けと部署別の情報を分ける程度から始め、担当者が更新できる範囲で分類を増やしましょう。
部署ごとに情報を出し分ける場合は、表示を変える機能と閲覧を制限する機能を分けて確認します。対象外の社員のアカウントでもアクセスを検証しましょう。
情報を探しやすいカテゴリーに整理する
社内ポータルを活用してもらうには、掲載する情報量だけでなく、必要な情報へ迷わずたどり着ける構造にすることが重要です。
分類の実例として、Liferayが公開する東京海上日動火災保険の事例では、同じ単語の検索で異なる意味の情報が混在する課題に対し、文書へのタグ付けを導入しています。
自社でも検索語と結果を確認し、目的の文書を選べない場合に分類を見直すとよいでしょう。この事例だけで、すべての企業に同じ効果が出るとはいえません。
担当部署を知らない社員も探せるよう、「申請・手続き」のような利用目的から入る分類も検討します。
カテゴリー例としては、以下のような分類があります。
- 人事・福利厚生
- 業務マニュアル
- 申請・手続き
- 社内ニュース
- ナレッジ共有
- 研修・教育
- システム関連
また、検索機能を活用する場合は、社員が普段使う言葉をページ内へ含めることも重要です。
制度名の略称を使う場合も、実際の検索語を確認し、追記後に目的のページが表示されるか試します。
出典:東京海上日動火災保険株式会社|Liferay 最終アクセス日: 2026年9月29日
社員参加型のコンテンツを取り入れる
社員が投稿や質問をできる場も、コンテンツの候補にします。
社員参加型のコンテンツには、以下のようなものがあります。
- 社員紹介
- 業務ノウハウの共有
- 成功事例の投稿
- 社内イベントの紹介
- 表彰された社員の紹介
- 社内アンケート
投稿者には、取り組みの条件や参照資料も添えてもらいましょう。
投稿内容と公開範囲を確認するため、例えば次の手順を決めます。
- 投稿者:顧客名や個人情報などの掲載可否を社内ルールで確認し、公開範囲を指定する
- 所属部署の確認担当:内容の正確性と機密情報の有無を確認し、必要なら情報管理担当に相談する
- 運用担当:承認された範囲に公開し、修正・削除の依頼先を表示する
社内ポータルを使われない状態にしないための運用方法
公開後は、管理担当と見直しのタイミングを決めて運用しましょう。
運用時に確認したいポイントは以下の通りです。
| 運用項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 管理担当者 | どの部署が更新するか決める |
| 更新ルール | 更新頻度や確認タイミングを設定する |
| 情報整理 | 古い情報や重複情報を整理する |
| 利用状況 | 閲覧数や検索状況を確認する |
| 改善 | 社員の意見をもとに内容を見直す |
コンテンツごとの管理担当者と更新ルールを明確化する
社内ポータルの情報を最新の状態に保つには、コンテンツごとに管理担当者を決める必要があります。
担当部署の例としては、以下のような分担があります。
- 人事制度や福利厚生情報:人事部
- 経費や申請関連情報:経理部
- システム関連FAQ:情報システム部
- 社内ニュース:広報部
- 経営方針や事業情報:経営企画部
また、更新する担当者だけでなく、確認するタイミングも決めておくことが大切です。
| 確認のタイミング例 | 対象の例 |
|---|---|
| 制度変更時 | 規程、申請方法 |
| 月1回 | 問い合わせが多いFAQ |
| 半年ごと | 更新機会が少ない資料の存続要否 |
他ツールとの役割を整理し情報を見つけやすくする
既存ツールと社内ポータルの役割を決め、同じ情報の更新先が分かれないようにします。
| 情報の種類 | 保存先・伝達先の例 |
|---|---|
| 緊急連絡 | チャットなど社内で決めた即時連絡先 |
| 正式な制度変更、規程、FAQ | 社内ポータルの参照ページ |
| 日常的な議論 | チャット。決定事項は参照ページへ反映 |
運用ルールには、正式な情報の保存先と更新担当を記載しておきましょう。
閲覧状況や検索履歴から必要なコンテンツを最適化する
社内ポータルの改善には、社員の利用状況を確認することが欠かせません。
閲覧数と検索履歴を、改善候補を探す手掛かりにします。閲覧が多いだけでは、必要性が高いのか、説明が分かりにくく何度も開いているのかは判断できません。
確認したい指標には以下があります。
- ページ閲覧数
- よく検索されるキーワード
- 検索しても結果が表示されない言葉
- 閲覧されていないページ
- 問い合わせ件数
例えば経費精算の検索が多い場合は、担当社員に検索から申請画面まで操作してもらいます。途中で迷う箇所があれば、リンクの位置やFAQを見直しましょう。
変更後も同じ操作を確認し、問い合わせ内容と合わせて改善を判断します。
社員のフィードバックをもとに定期的に改善する
社員が感じている不便さは、アクセスデータに加え、本人への聞き取りでも確認しましょう。
スマートフォンでの不便さが挙がった場合は、現場で使う端末と通信環境で、次の操作を確認しましょう。
- ログインから必要な手順書まで開けるか
- 横スクロールや拡大を繰り返さずに読めるか。読みにくい資料は本文の掲載方法や形式を見直す
- ボタンや入力欄を操作できるか。押しにくい箇所は配置と大きさを調整する
確認結果と社員の意見を、アクセス状況と合わせて見直しに使います。意見は社内アンケートや各部署へのヒアリングで集めましょう。
社内ポータルは複数サービスを比較して自社に合うものを選ぶ
社内ポータルを選ぶ際は、掲載したいコンテンツや運用方法に合ったサービスを比較することが重要です。
社内規程やマニュアルを中心に活用したい企業では検索性や文書管理機能、社内コミュニケーションを活性化したい企業では投稿機能や情報発信機能など、目的によって確認すべきポイントは変わります。
料金や機能数だけで判断するのではなく、自社が解決したい課題や必要なコンテンツを整理したうえで、複数サービスを比較することが大切です。
社内ポータルの導入や見直しでは、必要なコンテンツを決めてからサービスを比較しましょう。当サイトの「社内ポータル徹底比較ガイド」で、機能と料金の比較情報を確認できます。
※税込表記で記載しております。詳細は各サービスへお問い合わせください。